適切な治療により大半は症状が改善するので泌尿器科の医師に相談しましょう

トイレに行っても時間を置かないうちに再び尿意をもよおす状態を「頻尿」といい、目安として、2時間以上排尿を我慢できなくなり、起きている間に8回以上トイレに行く状態が日常的に続くようになれば頻尿と診断されます。

頻尿は、日中にトイレが近い場合、夜中何度もトイレで起きてしまう場合、日中も夜間も関係なくトイレが近い場合の3つのタイプがあり、それぞれ原因や治療方法が異なります。

昼間起きている間に起きる頻尿は多くの病気でみられますが、その原因は、@膀胱の拡張が悪くなり、十分な量の尿を蓄えることができなくなる、A尿が出にくいため、排尿後も膀胱に尿が残ってしまい、結果的に頻尿となる、B尿量が増加して頻尿になる・・・の3つに分けることができます。

一つ目の、膀胱の拡張が悪くなり、膀胱の容量が減少する原因としては、膀胱炎や尿道炎、前立腺炎などの炎症が膀胱の神経に刺激を与えて、暴行が収縮しやすくなり、その結果としてためられる尿の量が減ってしまうということが考えられます。また、膀胱のがんや結石、結核などの膀胱の病気や前立腺肥大、前立腺がん、ストレスなども膀胱の容量を減少させる要因になります。

特に仕事などのストレスによる「神経性頻尿」は、通勤時の乗り物内で症状が現れやすく、逆に休日に家でリラックスしているときや寝ているときにはそれほど頻繁に尿意が現れることはありません。そのため日々の排尿状態を把握していれば、医師の診察を受けた際に原因を特定する際の役に立ちます。

二つ目の、尿が出しにくく、膀胱内に尿が残ってしまう原因としては、低活動膀胱や前立腺肥大症などが考えられます。最後の尿量が増加する原因としては、腎臓の機能低下、心不全、糖尿病、心臓病、高血圧などの持病の治療のために利尿作用がある薬を服用している場合が考えられます。

日中時の頻尿とは別に、夜寝てから1回以上トイレで起きなければならない状態を「夜間頻尿」といい、頻繁にトイレに行くので夜眠れないと泌尿器科を受診する中高年は少なくありません。夜間頻尿の原因は、1日の尿量が多い場合、夜間のみ多い場合、日中の頻尿と同様に膀胱の容量が少ない場合、睡眠に障害があり目が覚めやすい場合などが考えられます。

逆に夜間頻尿が原因で睡眠障害になったり、眠気のある状態でトイレに行く途中で転倒して骨折して、高齢者の寝たきりの原因となったり、寒い季節は暖かい布団から一気に温度が寒いところに出るため、一時的に血圧が上昇し脳内出血になったりすることもあります。

このように頻尿の原因はいろいろですが、多くは医師の適切な診断を受けて治療を続ければ、改善が見られるものが大半ですので、自覚症状のある方は早めに泌尿器科の医師に相談しましょう。